前回のお話↓
新たに26匹生まれた幼虫をそれぞれプリンカップに分けて飼育するのですが、これが思ったよりキツいのです‥‥‥。
(個別に分けるのは共食いを避けるためです。)
④水換えは毎回全て換える
サラリーマンの身であるため、平日、幼虫に割ける時間は出勤前と帰宅後のそれぞれ朝と夜しかないので、その時間で容器の水を換えたり、エサの冷凍アカムシを与えたりします。
※小さめの紙コップで飼育中の個体。一晩でアカムシが食い尽くされる。
生まれたばかりの初令はまだたくさん食べるような大きな体ではないので、少量のエサでいいです。
解凍したアカムシをつまようじを使って容器に入れます。
よって、初令の段階では水換え頻度は1日1回で済むのですが2令幼虫や3令(写真)となるとまた話は別になります。
翌朝容器を見てみると、糞で水は茶色に濁っているため水は全て新しいものに換えます。
会社から帰宅して見ても同じく糞まみれの水なので換える必要があります。
成長するにつれて1日に2回水替えをしなければならないという……。
これが20匹以上いる場合は水換えとエサやりに1時間近くかかります。
つまり
ヒメゲンゴロウを飼育し、幼虫が孵化した2021年3月末より私の生活は彼ら幼虫を中心としたものになりました。
その時妻から言われた一言
『幼虫の奴隷ね。』
虫を飼育することにはかなり理解を示してくれましたが、すごく時間をかけてメンテナンスしている私を見て、不憫に思ったのかもしれません。
まぁ、でも楽しいからいいんです。
最近、会社の先輩や友達から
『最近の趣味は?』と聞かれて
『昆虫飼ってるんですけど‥‥』のくだりから入って
『ゲンゴロウってご存知ですか?』の切り口で攻めて
『幼虫がね‥‥大変なんですよ。』で深い話を始める時の私の顔が、友人曰く、すごく楽しそうとのこと。←ただのドM
朝はいつもより1時間早く起きて幼虫のメンテナンスにあたります。
そこでたまに三令でエサを大量に残している個体がいれば、そろそろ上陸して蛹になる準備なので上陸セットを作ってあげます。
※上陸はまた別の機会で書きたいと思います。
あとは脱皮とか、成虫に近づいてる兆しならめちゃくちゃ嬉しいんですけど、全ての幼虫がそうなれるわけでもなく‥‥‥
中には翌朝や、帰宅してみると死んでしまってる個体もいます。
昨日元気にエサ食べてた個体が急に死んだり、脱皮した直後に力尽きて死んだり、
1番多かったのが、2令幼虫でエサを食べなくなり体が黄色になって動きが鈍くなり、そのまま‥‥、というパターンです。
はっきりとした理由はわからないのですが、私はほとんどの原因は水質だと考えています。
当初は全ての容器で水換えは汚れたらその都度と決めていたので、2令以上でも汚れがひどくなかったら水換えはしていなかったこともありました。
その時、理由がわからずに突然死する個体が多かったので、水質かもしれないと思い、水を1日2回換えるようにしました。
結果、幼虫の死亡率は少し下がりました。
ただ、黄色になって死ぬ原因は未だにわかりません。
自然界では全てが成虫になれるわけではありませんが、飼育している以上、責任持って成虫にさせてあげたいんですよね。
今のプリンカップという飼い方も見直してみたいと思いますし、冷凍アカムシ以外にもミジンコを繁殖させて与えるというやり方もあるかもしれません。
まだまだわからないことだらけですが、これからもヒメゲンゴロウと向き合っていく所存であります。