以前からずっとやりたかったことを最近始めました。
ビオトープ作りです!!!!
聞いたことあるけどいざ言語化してみると出てこないので調べてみたところ、ギリシャ語で
Bios = 生物・生命
Topos= 場所
を表すとのこと。
基本的には生物が集まれる場所を作ってみたいということです。
私は水辺が好きなので、疑似的に水辺を創作してみるところから始まります。
やってみたい理由は以下の2つ。
①良い水辺を眺めていたい。
②自分で創作した水辺に生き物を呼んで観察したい。
③自宅にゲンゴロウ呼んでみたい。
(三つ目あるんかいっ、しかもそれ②やん。)
ゲンゴロウの飛来はビオトープを設置する環境にもよるので、あまり期待はせずに過程を楽しみたいです。
ハイイロゲンゴロウは来てくれそうな予感がするっ!!
ビオトープ作るなら、まずは庭付きの家に移り住むところから始めて
穴掘ってシート敷いて水溜めて池を作って……
↑いや、ハードルが高いっ!
それいつになったら始めれるねん!?
確かにYoutubeやツイッター(あ、すんません、エックスでしたね(*'▽'))
などのSNSでは実際に大規模な湿地を作っている方々を見受けられます。
アップしている写真を見るたびにうっとりしていますが夢のまた夢…。
ワシもこれやりたい!けれどもそんな土地ない!!
そう思っていた矢先、どストライクな本を書店で発見しました。
それがこちら。
『自宅で湿地帯ビオトープ!』
好きな作家さんとSNSで勉強させていただいている方の夢のコラボ、さらにビオトープ
という自分の中で超タイムリーなホットな話題。
購入して読んでみることにしました。
この時点でもう優勝です。
コンテナサイズの小さめの水辺でも様々な生物の住処になること、そして家で大きな湿地を用意する必要はなくなり、簡易的なビオトープでも十分楽しめることが分かったからです。
そこからの自分の行動力を誉めたい(*'▽')
購入してじっくり読んで、次の日にはホームセンターでコンテナと赤土玉を購入。
私は基本的に、衝動買いしてしまうと後から自己嫌悪になってしまうタイプなので、今回も同様に買った後色々悩んだりしました。
最低でもあと一回は引っ越しすることが決まっている中での決断でしたが
『いいじゃん。面白そう。やってみよ。』
と言ってくれた妻に感謝。
その時はその時で考えればいいか。
※ちなみにどうしてもビオトープを手放さなければならなくなった時の対処も記載されています。←かなり丁寧に記載されていて◎
さっそく、コンテナに赤土玉入れて水張ってスタンバイOK!!
最初は濁っていましたが、しばらくすると落ち着きました。
次に水草ですが、まだ決めかねているので、いったん水質が安定することも含めて1週間ほどこのまま放置してみます。
本にも記載されていましたが、ビオトープを立ち上げてからの次の課題。
生き物をビオトープにいれるかどうかについて。
私はやってきた生き物の様子とそのビオトープが進んでいく過程を、なるべく素の状態で観察したいので、生き物は入れない選択を取りますが、暑い時期に容器に水張って放置するとどうなるかくらいは理解しています。
そうです。ボウフラが湧きます。
そうなったら、対策として市販のメダカを投入するつもりです。
しかし、放置した1週間、ボウフラはわきませんでした。
ここで朗報。
生き物たちがやってきました!!
立ち上げた翌日にはアマガエル。
確認できたのは初日だけですが、いつか産卵に来るかもしれません。
これはケシカタビロアメンボでしょうか。
以前、ゲンゴロウ水槽で入れた水草についていたのか、よく見かけましたがこれは紛れもなく飛んできたやつ!!
コミズムシでしょうか。
水生カメムシ系は移動性が高いため、今後も来てくれそうな予感です。
似ている種のマツモムシは、ある程度環境の悪い水辺にもよくいますが、このコミズムシはもう少し環境が良くないと見かけない気がします。
まだ水草もいれていないのにおそるべし。
先が楽しみです。
さて2週間目に突入したので、そろそろ水草を投入してみたいところです。
近所の山の沢付近に生えていたセリを投入してみました。
これからどうなるのか楽しみです。
5日後
溶けてなくなりました。
ほんまになんでやねん。( ^)o(^ )
採取の仕方が悪かったかな、とか、やっぱり生えていた場所との水温の違いかもしれ変な、ワシのビオトープの日中の水温34度くらあるし。
まぁ、水草の知識があまりない私でも丈夫に育てれそうな水草をチョイスするべきだったと少し反省しました。
難しいですね。ゲンゴロウ繁殖の方がまだわかりやすいくらいです。
水草がいない間はアシナガバチ達の水飲み場として機能していました。
日中かなり暑いのでよく飛んできます。
とにかく、ここでくじけるわけにはいきません。
ズボラな私でも育てることができそうな水草として、まずは水田に生えている身近な水草を入れてみることに切り替えました。
高水温でも耐えれそうということがあって、水田をチョイス。
入れてみたのはこちら。
コナギとクログワイです。
細長い方がクログワイです。
私が見かける水田や放棄水田の水草といえばこの2種です。
どちらも稲を育てる農家さんたちの憎き宿敵とのこと。
繁殖力が強く、除草がかなり大変とのことですが、この水草が多い水田には生き物が多いイメージです。(単に除草剤使っていないだけで虫が多いだけかもしれませんが)
ズボラな私でもこれならいけるはず。当然、増えすぎるようであればゴミとして定めに則って処分しますが、水田の雑草魂とやらをみせて頂きたいものです。
水生昆虫と違って、野生に生えている水草に関しては知識が全くと言っていいほど皆無なのでこの2種を導入に使って、私の水草の解像度を上げていきます。
水草をちょっと見ただけでそこの環境が良いか悪いか、その判断が瞬時にできればもっと自然を楽しむことができるんじゃないかと思っています。
とりあえず、オオフサモのような特定外来種や、ホテイソウのような増えすぎる要注意なやつは絶対に入れないように確実に見極めていきたいと思います。
続く