(もうこの言い回しを言うことは当分ないのかもしれない…。最初の購入時、コオロギ初心者の私はいい歳して店員さんに注文するのをかなり恥ずかしがっていたなぁ。)
そう思って私はいつも通っているペットショップを後にした。
いや、これでもうしばらくの間、コオロギを購入する機会がないんですよ。
飼ってるゲンゴロウ成虫、餌はみんな冷凍赤虫なので。
別にいやというわけではないんですが………、寂しいような……
あ、何の話かというと
先々週、ついに全てのクロゲンゴロウ幼虫が上陸し蛹になってくれました!
6月初旬から産卵と孵化が始まり、前半組と後半組で期間が分かれて飼育。
実はクロゲンゴロウだけではありませんでした。
中型ゲンゴロウの繁殖との並行もあって
特に7月は熾烈を極めました…。
日付が変わっても世話をしている日が多々あったような…( ;∀;)
とにかく怒涛の3か月が終了………(*´Д`)
ぶっちゃけゲンゴロウの繁殖って実際経験してみると
忙しさが幼少期に育てたカブトムシ・クワガタムシの比じゃないんですよ。
小学生の頃、ゲンゴロウはめちゃくちゃ憧れの虫でしたが
繁殖に手を出さないで良かったと思います。
(お金も時間も手間もかかる……)
かなり大変だったはずなのに
終わってホッとしたような寂しいような、そんな心情です。
あと1匹が蛹なので、
上手くいけば合計20匹ちょいくらいの個体が羽化することになります。
クロゲンゴロウは今年初めての繁殖でした。
文献見たり、
Twitterで調べたり、
若干の不安とワクワクが入り混じった楽しい挑戦でした。
懸念していたことは2令幼虫以降の『生きエサ』。
今思えば、冷凍コオロギでも十分育ったかなと思います。
コオロギをそのままピンセットで与えても、幼虫の挟む力よりも
コオロギが逃げようとする力の方が強かったり……。
最初の頃は容器から脱走したコオロギがリビングに出現し
妻に見つからないようにとりあえず確保!!
そんなことがちょいちょい起こりました*1
抵抗はありましたが、頭をつぶしたり、挟んでも逃げにくい部位から挟ませたり
色々工夫して与えてみると、完食してくれます。
やはり大型種ですね。
この食いつきは中型ゲンゴロウよりも積極的な気がします。
しかし、図太いのは2令後半から。
気が抜けないのは孵化してから2令へ脱皮するまでです。
孵化したばかりの初令幼虫がかなり繊細な部分は
ゲンゴロウ全種の繁殖で統一されているのかもしれません。
冷凍赤虫に難色示す個体が見受けられたのと
突然死する幼虫が多かったので近所で採集したミズムシを与えました。
2令脱皮直後から3令手前。
ここがめちゃくちゃ微妙な期間でした。
ミズムシだと大量に与えないといけないので採集にかなり労力かかかる……。
コオロギだとSサイズでも大きすぎる……。
冷凍赤虫でつなぎながら地道にミズムシで凌ぎました。
3令に育ってからは特に全く問題なし。
コオロギを1日に1~2匹与えて食べなくなったら強制上陸させます。
この食べなくなってから上陸するまでの期間がだいたい2日~3日くらい。
これはかなり助かりました!!
なぜかと言うと、中型ゲンゴロとウ比べて上陸見極めをするのに
かなり長い期間待ってくれるからです。
朝は何ともなかったのに、仕事から帰って様子見てみたら溺れて亡くなっていた…。
中型ゲンゴロウでそんな苦い経験が多々ありました。
湿らせたピートモスに潜って3週間ちょいで出てきてくれます。
うまくいけば再来週あたりに最後の1匹が羽化するので、それを最後に今年はクロゲンの繁殖はおしまい。
20匹の大型ゲンゴロウがいるとエサの量も水の汚れもなかなかなので
羽化した新成虫達の世話に忙しくなりそうです。
中型ゲンゴロウがちらほら孵化して羽化しているので次はそのあたりを投稿したいと考えています。
秋深まるくらいまで繁殖続きそう‥‥。
*1:+_+