Divingbeetlesのブログ

水辺の生き物について綴っています。

共食いと繁殖

2021年10月初旬、我が家の新成虫中型ゲンゴロウ水槽には今日も続々と幼虫が孵化しております。

 

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17㎝×25㎝×21㎝(縦×横×高さ)の小さな水槽には

 

ヒメゲンゴロウ11匹、コシマゲンゴロウ5匹、エビ1匹、サカマキガイ(無数)が住んでいました。

 

『ん?なぜに過去形?』と思った方々、どうか私の話を聞いて頂きたいです。 【←ええからはよ話せ。(*^_^*)】

 

 

結論を申し上げると、

 

ヒメゲンゴロウが3匹ほど共食いをしました。

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水槽の底の砂利に中身がなくなり、バラバラになった胴体と脚がありました。

 

 

夏に誕生した新成虫がその年の秋に寿命を全うするとは考えにくいので、おそらく共食いだと思われます。

 

ヒメゲンゴロウもコシマゲンゴロウも1㎝前後でかわいらしい(鬼の主観的見方なのでかわいいかどうかは人それぞれです)フォルムなのですが、そこはやはりゲンゴロウ

 

空腹になれば共食いくらいしますよね。

 

 

 

 

原因としては以下の3つかなと。

 

①餌不足

 

②水槽のキャパオーバー

 

③羽化した新成虫の投入するタイミング

 

 

 

 

①について

餌も1日2回朝と晩に冷凍赤虫を与えていましたが、仕事の関係で1日全く餌がない状態が2回ほどあったのが心当たりあります……。

 

乾燥エビや固形フードもあげていますが、冷凍赤虫の食いつきが1番良いです。

 

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匂いが強い煮干しとかも2日ほどもつならばチャレンジしてみようかなと思います。

 

 

②について

この大きさの水槽に15匹は入れすぎたかもしれないですね……。空腹で蜜って最悪ですね。

 

 

③について

羽化したばかりの新成虫は、まだ体が柔らかく上手に泳げないのでプリンカップで個別に1週間ほど隔離してから投入しています。

これは可能性薄いかも。

 

 

直接的な原因は①っぽいですが、水槽をもっと大きくしたほうがいいのかもしれません。

 

現在、ヒメゲンゴロウ7匹、コシマゲンゴロウ5匹です。

この水槽ならこの数が限度なのか、それとももっと減らしたほうがいいのか……。

 

ヒメゲンゴロウは1匹、共食いでもない謎の死を遂げました。

ここに関しては引き続き様子見ですね。

 

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コシマゲンゴロウは1匹も欠けずにいてくれているので、このまま冬を越してほしいです。

 

 

そんな共食い騒動の中

 

 

ヒメゲンゴロウ幼虫が増殖中です!!

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この水槽を設置したのが7月半ば。

 

水槽内で幼虫を初めて目撃したのが8月半ば過ぎ。

 

その時期からだいたい2日に3~4匹は新しい初令幼虫を目撃しています。

 

10月入っても相変わらずですね。

 

さすがヒメゲンゴロウ

 

普通種と呼ばれ、比較的身近な水辺でも見ることができるのはその繁殖力なのかもしれません。

 

真冬でも凍った水たまりで泳いでいるのを目撃されることがあるくらいなので、年中繁殖しまくりなのかもしれません。( ^)o(^ )

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↑12月末に採れたやつ。

 

飼育のキャパオーバーを防ぐために2令になった幼虫のみ個別で育てています。

 

(初令幼虫ごめんな、頑張って2令になってくれ。)

 

5匹が現在蛹で、1匹3令幼虫で蛹寸前の現状です。

 

 

 

また新しい新成虫の水槽を作成しようかと考えているので、このブログで書いていく次第です。

 

減ったり増えたりしている状態なので、共食いは避けたいですが、増えすぎて抱えきれなくなるのもどうなのだろうか。

 

そんなことを考えながら毎日水槽を眺めています。