Divingbeetlesのブログ

水辺の生き物について綴っています。

生息環境で見分けたらええんやない?①

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春の訪れまであとひと月というところまで来ていますが、相変わらず寒い日が続きます。

 

4月に入ればトンボも飛び始めます。

 

突然なぜトンボの話をするのか。

 

それは、最近ヤゴにハマっているからです。

 

というのは建前です……。

 

冬でも比較的出会いやすい水辺の昆虫ってヤゴくらいしかいないんですよ。

↑(悲しいですが、冬はそれくらい昆虫との遭遇率低いです。)

 

 

 

水辺でヤゴと出会っていくうちに

 

ヤゴの種類ごとで住んでいる水辺の環境が全然違うんだなぁ、ということを知りました。

 

 

 

全国のトンボ愛好家の皆様は

 

「何言うてんの?そんなん当たり前やん!!」

 

 

と感じる方がほとんどだと思いますが、

 

 

私のヤゴ戦闘力はゼロです。

 

知識はほとんどありません。

 

 

Twitterにはほぼ全てのヤゴを瞬時に見抜く達人がいるとのこと。(恐るべしTwitter)

 

 

 

まずはわかりやすい種のヤゴの識別から始めてみようかと思います。

 

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こちらはコオニヤンマのヤゴ。

 

成虫は昔撮ったiPhone6sにて。(これでも近づいたほう。)

 

TG6で撮れるか撮れへんかの限界のトンボな気がする。

 

ヤゴを全然知らない私でもこのヤゴだけは一瞬で見抜けます。

 

 

口先のこの2つ丸い部分が決め手!!!

 

 

この姿で他の種と被るヤゴが全くいないからです。

 

『コオニ』という名前ですが、成虫は全然小さくありません。デカいです。

 

成虫は5月初旬から、沢の石の上を飛んだり止まったりを繰り返している姿を見かけます。

 

中流域の流れの緩やかな落ち葉とか溜まった底に潜んでいます。

池にはほぼいませんでした。

 

サナエトンボの仲間です。ヤンマじゃないよ。

 

 

 

続いてこちらはコヤマトンボ。

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成虫はあの有名なオニヤンマを一回り小さくした大きさです。

 

 

ヤゴはクモみたいな姿をしており、コオニヤンマと同様の生息域ですが、若干、コヤマトンボの方が上流域で見られるような気がします。

 

中流かそこに通じる沢みたいな川の上を行ったり来たりしています。

 

※TG6では飛んでいるところを撮れません ← 当たり前( ;∀;)

 

成虫を撮ったのは2年前の6月。

比較的緩やかに飛んでいたのが網に入りました。

 

 

 

 

 

こちらはコシボソヤンマのヤゴ。

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成虫にはもう10年以上お目にかかれていません。

 

(数が減っているというわけではないです。私の行動力の問題なのです。本気出せばいけるかもしれません。いつか本気がでます(^^)/)

 

 

よく見ると目の後ろらへんにトゲみたいな突起があるので、生息環境と合わせてここで見分けるようにしています。

 

 

こちらは中流域、もしくは沢の水際の草の根本部分にしがみついているのを網ですくうとよく捕れます。

 

このヤゴ死んだフリをするんです。

 

背中反らせて硬直させることができますが、果たしてこれは死んだフリになるのか。

 

ちょっと力が入りすぎかも。

 

脱力した方が個人的には良い気がするんですけどね…。

 

今年は成虫を捕ってみたいです。

 

オニヤンマ並みにデカいです。

 

 

 

コヤマトンボとめちゃくちゃ似ていますが、こちらはオオヤマトンボのヤゴ。

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住処は池や下流域。

 

落ち葉の溜まった底に潜んでいます。

 

コヤマトンボは山間の川にいるのに対してこちらは池や沼。

 

似ている場合は生息環境で見分けることができます。

 

これを知ったとき、私は面白いなぁ、って、ヤゴも奥深いなぁって感動しました。

 

比較的見通しの良い大きな池の上を周回しているのをよく見かけます。

 

何度か岸に立って虫捕り網を伸ばしてチャレンジしてみたんですが、結果は惨敗。

 

多分小学生の方が断然、捕るの上手いと思います。

 

長めの虫捕り網がいるのかもしれない。

 

 

 

みんな大好きギンヤンマ!!(のヤゴ)

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田んぼや日当たりの良い用水路、池の水草によくついているのが多いですね。

 

ヤゴは年中捕れます。

 

 

 

GW明けに、水が張った田んぼの上を飛んでいる姿を見ると

 

「今年もこの時期がやってきたな~」ってわくわくしますね!!

 

今年も待ち遠しい!!

 

 

 

 

後半に続く